DJI OSMOのD-LogにLUTを当ててみる(比較映像あり)
DJI OSMO 「D-log」で色をいじって遊んでみよう
前回のブログ記事で色補正を深く楽しむための
「LOGとLUT」について書きました。
今回はその中で身近なアイテム
DJI OSMOのD-Logを使って
どんな風になるのか見ていきます。
DJIのD-Logは普通のLOG収録とは違う??
厳密なことはなんともわからないのですが
どうやら一般的な「シネマカメラ」の
LOG収録とはちょっと違うようです。
というのも、FS5とかPanasonicのV-LOG
などで収録した「Log素材」というのは
恐ろしいほどコントラストが
低いのですが、DJIの「D-Log」は
そこまでコントラストが低めでは
ありません。
V-Logで撮影するとこんな感じになります。
なので、FCPXの標準で入っている
シネマカメラのLUTを適用すると
以下のような感じで、妙に色が
で過ぎてしまいます。
こちらの素材はD-Logで収録した
生素材です。
こちらにFCPXでの標準装備の
シネマカメラ対応んLUTを
適用すると以下のようになります。
「Black Magic用LUT」
「Canon Log用LUT」
「SONY S-Log用LUT」
もともとシネマカメラ自体でも
メーカーによって特色が違うので
それをD-Logに当てること自体が
意味ないのかもしれないですが
こんな感じになりました。
FCPX用の有料LUT「Pixelfilm studio:FCPX LUT FILM」を適用してみる
前回のブログ記事にて、ご紹介した
Pixel Film StudioのLUTを購入しました。
全部で60種類くらいあるので、
いろいろ試していきました。
「Saturated」
「Film Fuji 3513」
空の感じがよかったのでこれで
比較サンプル映像を作ってみました。
サンプル映像はとりあえずLUTを当てたのみですが
LUT適用後も、彩度やコントラストなどを
調整できるのでお気に入りのLUTを
探してみるのも面白い作業です。
D-Log用のLUTも販売しているようです。
Ground Control社から
InspireとPhantom3用のLUTが
販売されているのを発見しました。
サンプル映像はコチラ
色味はこういう感じで適用される
ちなみにGround Control社からは
GoProの「Protunes用」のLUTも
販売されていました。
D-Logの場合はLUTじゃなくてもいいのかもしれない
シネマカメラのLOG収録は細かく色情報を
LUTで引き出すというイメージですが、
DJIのD-Logはどちかというと、
「フィルター等で色がいじりやすい」
という認識の方が正しいのかもしれない。
LUTを適用するとなると、ソフトで
プラグインを使用したり、別途
LUTを用意したりする必要がありますが
ある程度の色補正であれば、編集ソフトの
色補正機能でも結構遊べると思います。
カメラの機能を味わい尽くす
多少の手間はかかるので、面倒ではありますが
せっかく撮った映像が色が変わるだけでも
印象がぐっと変わることは上記の
サンプル映像でもよくわかると思います。
撮影時にも楽しんで、素材確認でも
楽しめて、色遊びも楽しめる。
せっかくならこのカメラの機能を
味わい尽くしたい。
というわけで、OSMOを使う場合は
「D-Log」しばりで撮影しようと思います。