DJI OSMOの一歩進んだ使い方「D-Log」で色の表現力をアップする
手ぶれ補正ジンバル「DJI OSMO」の踏み込んだ使い方
手ぶれ補正機能付きビデオカメラ
DJI OSMO。
2015年12月にANAYIさんのプロモーション映像を
撮影しに行く際にロケハンで使いました。
メモ用に撮影したものでしたが、
映像的に非常に良かったので
せっかくなので動画をアップしました。
ちょっと色味が深い感じじゃないでしょうか??
今日はその色味について書いていきます。
D-Log、それは色補正を前提とした撮影
今回使用したのはDJI OSMOの
撮影スタイルの「D-Log」という
スタイル。
最近の映像業界ではかなり
聞くようになったLog撮影です。
簡単に言うと以下の2点になります。
・色情報が豊富で、後から加工がしやすい
・撮影したそのままの素材は色味がフラット
つまり「編集で加工すること」が
前提となっている撮影ということで
一歩踏み込んだ撮影、というわけですね。
DJI OSMOでの「D-Log」の設定方法
DJI GOアプリでOSMOとスマホを
連動させて、右側のカメラボタンを
タップすると「カメラ」の
設定画面がでます。
上記のメニューバグってますが
一番下の画面(すでにD-Logなってます)
を選ぶと撮影スタイルが選択できて
ここからD-Logで撮影できるというわけです。
実際にどれくらい変わっていくのか見てみよう
【D-Logそのまま】
D-Logで撮影した映像はこんな感じ
フラットな画が好きな方はこれでも
いいのかもしれないですね。
【Final Cut Proの標準の色補正機能使用】
コントラストを強めて彩度を引き出すとこんな感じに
【色補正プラグイン Magic Bullet Looks使用】
色の好みはありますが、最初の映像と比べると
かなり深みの増した感じなります。
他のカットでの比較も
【補正前】
【補正後】
【補正前】
【補正後】
4Kカメラだけあって、岩の質感とか
かなりいい感じで引き出してくれてます。
DJI OSMO 「D-Log」の魅力まとめ
後加工で、色補正が必要という手間が
増えるけれど、映像のクオリティは
ぐっとあがる。
ただし、より細かい補正を行いたい場合は
有料のプラグイン、または色補正に特化した
Devianci Resolveなどのソフトが必要
というこで、ちょっとハードルはあがる。
Magic Bullet Looks
DaVinci Resolve
せっかくOSMOを手にしたのならば
「手ぶれ補正」だけに限らずこういう
機能も使い倒してみると、さらに
面白さが引き出されることでしょう。