【動画あり】イラレ、Motion5、FCPXを使ったシルエットアニメのチュートリアル
2015/01/23
先日アップさせていただいたシルエットアニメーションに関して
作り方について質問来ましたので、作り方について説明していきます。
元ネタはコチラ
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そして作り方の動画をどうぞ
素材は「使えるシルエット素材集」から使用しました。
前回のブログ記事でも書きましたが、豊富なポーズと加工自由なパーツが
創作意欲をかき立てます。
使用ソフトは3つ
Adobe Illustrator、Apple Motion5、Apple Final Cut Pro X
解説の中でも言及しておりますが、Motion5とFCPXですることは恐らくイラストレーターと同じ
AdobeのAfter Effectsでも可能だし、多分扱いやすいと思うのですが、いかんせんまだ不慣れなものなので
慣れているソフトを使用しました。
1、イラストレーターで「素材作り」
元の素材を組み合わせるだけでも走っているアニメは作れたのですが、
今回は「走りスマホ」「ジャンプ」「激突」という3タイプの動きを
作りたかったので、イラストレーターで、元の素材を加工していきます。
上記のように関節がパーツで分かれているので、分解して回転させることで動きをつけていきます。
で、作ったファイルは次の行程で「透明素材」として使いたいので、書き出しは「png」形式で出力します。
次の行程では連番で使用するので、元ファイルの番号を残しておくとあとで分かり安いと思います。
2、Motion5でアニメーションパーツの作成
まずやることは、シルエット自体が「黒」でそのまま読み込んだとしても画面が真っ暗なままなので、
「矩形ツール」で背景に白を置いて見やすくしています。
ファイルを一気に読み込むと全てのファイルが重なっている状態になりますので、フレームを
進めて「階段状にタイムライン」に並べることで動きをつけていきます。
今回の方法としてはキーボードの矢印キーで2フレーム進ませて、「O」を押してアウト点を決めて、
上段のファイルに「I」でイン点を決めてカットしていくという方法で進めました。
一通り出来たら、あとはループになるように階段状にコピーして上記の画像のようなタイムラインに
設定していきます。
次に書き出しですが、書き出す前に最初に設定した「白」の背景を削除しておきます。
書き出す際の注意点としては今回の素材も透過性を持たせてたファイルにしたいので、
Motion5の書き出し設定の中の「レンダリング」項目内にあるカラーの項目を「カラー+アルファ」
に設定して出力します。
3、FCPXでタイムラインに配置
実際のタイムラインはこんな感じです。
背景にジェネレーターの「カスタム」で作成した背景を置き、シルエットが目立ちやすい「黄色」を
施しております。
大きさ変更の際は画面右上の画面サイズをちょっと下げて調整してます
キーフレームで動きをつける
壁に激突するシーンはキーフレームを設定してます。
ビデオパラメーター内の「変形」のところに「位置」があります。
最初に始点となる箇所(今回だと壁にぶつかるまでのところ)を最初に決めてキーフレームを打ちます。
次に壁に激突して消えるまでになので、タイムラインでカーソルを動かした状態で、「位置」パラメーターの
『X軸」をずらすことで横にスライドしていく動きをつけました。
これをきっかけにAfter Effectsも取り組んでみますよ。
細かいことを言い出すとキリがないのですが、今回はなんとなく全体の雰囲気で
「あ、こういう流れだったんだ」というのが理解していただければと思い、作成しました。
また本来であればAfter Effectsを使った方がわざわざデータを書き出ししたりという手間も
なく、シームレスにソフト間を行き来して作れたとも思います。
これをきっかけにAfter Effectsにも取り組んでみようとは思いますが、やっぱり
使い慣れているソフトはいいですね(笑)
ただ、慣れているだけの話ですから、AEに関しても慣れればいいだけのことでしょうが。。。
というわけで、たまたま本屋さんで見かけた本にインスパイアされて一気に
作り上げてきました「シルエットアニメの作り方」でした。
2015年の取り組みとしてやってみてはいかがでしょうか?