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脱サラ動画クリエイター松本敦がお送りする「レンズの向こう側にあるワクワク」を届けるブログ

挑戦することで見えてくるもの 〜「BOVA」でクリアすべき3つのフェーズ〜

   

bova最終撮影

それはあまりにも勝算の少ない戦いだったかもしれない

 

BOVA(Brain Online Video Award)は宣伝会議の主催するコンテスト
コピーライティングのコンクール「宣伝会議賞」の映像版と言うと
分かり安いだろうか。

以前お仕事でご一緒させていただいた制作会社のディクレターさんから
撮影で協力させていただくことがきっかけで、自分でも挑戦してみることにした。

挑戦することを決めたのが今年の1月末。

課題はすでに昨年の12月から発表されていたので、若干2ヶ月の出遅れ。

さらに今回声をおかけいただいたディクレターさん同様にガチの制作会社さんも
普通に参戦してきます。

予算も人員も限られている自分のような個人が挑戦するにはあまりにも
勝算が少ない戦いだったのかもしれない。

ただ挑戦を決めた時点で胸の奥でふつふつと沸き上がるワクワクする感じを
確かに実感していた。

恐らく普通だったら対等にすら並べないであろう大きな制作会社と共に
コンペに出せるようなチャンスでもありますし、
何よりも(採用されるかは別にして)普段だったらありえないような
大企業のCMを勝手に作れるわけです。

もちろん賞をいただかなければお金は発生しません。

All or nothing.

ゼロか百か。そんな潔い戦いだからこそ開きなおって挑めたのかもしれない。

本日2つ目のプロジェクトの撮影が無事に終わり、残り一週間で
編集を仕上げる段階までようやくたどり着きました。

一旦ここで自分が取り組んだことについて整理してみようと思う。

BOVA挑戦

 

 

BOVAでクリアすべき「3つのフェーズ」

 

取り組むのが少し遅かったので、そこは「戦略」でカバーしようと思い
過去受賞動画を研究すると共に、以下3つのフェーズをクリアすべきだと思いました。

以下に自分がクリアすべきだと思う3つのフェーズについてそれぞれ
整理していきます。

BOVAの挑戦「3つのフェーズ」

 

第1フェーズ:映像力(企画・構成・表現力)

 

いわゆる「成果物」としてのフェーズになります。

最初の「企画」の部分は言い換えると「着眼点」とも言えます。
各企業の出した課題に対してどんな「解決策」や「視点」があるのか
ということの全ての始まりだと思います。

ある意味ここがスタート地点になりますし、例えば大きな制作会社さんと
差をつけるとしたらここの視点なのかもしれないです。

で、次にその「視点」を「構成」としての「ストーリー」に落とし込みます。
着眼点が良かったとしてもそれが単なる「ネタ」であったり、
「なんとなく面白い」ということでなく見た後に視聴者の生活に「変化」を
生み出す「行動」につながるような内容である必要があります。

ここまでの2ステップがかなりハードル高いように思います。
「着眼点」というある意味「思いつき」に意味を持たせるような「ストーリー」が
構成出来るかどうかというのが非常に重要だと思いました。
この「骨組み」がしっかりしているかどうかということを最初に
じっくりと考えて取り組みました

で、このハードルの高い2ステップを越えてさらにやってくるのが
本来のお題である映像による「表現力」。

いくら着眼点や構成が良かったとしても表現力がなかったらそこで
ゲームオーバー。

何かの広告の本で読んだ表現を借りるとしたらこの表現力に落とし込む
流れを説明するなら

「左脳で考えて右脳で着地する」

という表現がぴったりです。

 

第2フェーズ:クライアントの課題の解決

 

第1フェーズが完了しても、チェックしなければいけないのが

「クライアントの課題の解決につながっているか」

ということ。

逆に言うと、第一フェーズの企画、構成、表現力が弱かったとしても
この一番のお題に応えているとしたらそちらの方が優れているとも言える。

映像としてどれだけ面白かったとしても解決策になっているかという点も
忘れずにチェックしておきたい項目。
(面白かったらバズって結局PRにつながるということもありますが)

 

第3フェーズ:一般市場からの支持

 

これは第2フェーズの「クライアントさんの意向」とのバランスが
非常に難しいところではありますが、最終的にジャッジするのは
製品等を使う「一般市場の方達」となります。

あまりにもクライアントさん寄りの視点になってしまうと表現が
嘘くさくなってしまったりして共感を得られなかったりします。

と、自分なりに3つのフェーズに分類してそれぞれに対して自分なりに
精一杯頭をひねり出して作ってます。(←現在進行形)

 

自分への「挑戦」

 

上記で解説したように、今回の挑戦はまさに「自分への挑戦」でもあります。
上記3つのフェーズでも解説したように、今回のコンテストは「総合力」での
戦いでもあります。

今回の挑戦だけでなく、普段の仕事などもあるので「スケジュール管理」という
ことも試されているとも思っています。

あとこれは個人的な事情でもありますが、デジハリさん夢急募企画で現在
Adobeの使い方を勉強しているので、今回は編集をPremireとAfter Effectsを
使用して制作に挑んでます。

先日ブログ記事に書かせていただいて非常に多くのアクセスを集めた
「Adobe CCの一番安い買い方」で紹介した方法でCCを導入したのも
今回のコンテストを機に本格的に挑んでみようと思ったのが決心した理由でした。

After Effects

 

実践で覚えるAfter Effects

 

ここが一番苦労してます(T T)

やりたい表現はあるのに、「どこをどうしたらそうなるのか」ということが
まだ分かっていない。

ネットや書籍などとりあえず今の自分に手に入る情報源をフル活用して
取り組んでいます。

「Hello!」と「Thank you!」くらいしか知らない状態で外国にやってきて
しまったくらいの困難を極めています(笑)

調べては実践してみて、納得がいかなくて何度もやり直してはの繰り返しで
気がついたら朝になっていた日も何日もありました。

正しいやり方かどうかはさておき、とにかく完成させる

そんなエネルギーのみで動いている状態です。

ただ自分には教科書を1ページ目からちゃんと勉強するのではなく、
こういうやり方の方が向いているような気がします。

転んでもいいからとにかく進んで、一度仕上げてからもう一度教科書等で
復習をすることで「あ、こういうやり方があったんだ」とか
「もっとこうした方が効率がいいんだ」っていうことを学ぶ方が
体に染み付くという感じです。

言い換えるなら「痛い目を見ないと学習出来ない」というタイプかもしれません(笑)

 

挑戦することで得られるもの

 

2月は東京への出張撮影や、3月20日に発売になる雑誌「ビデオサロン」さんへの
記事の執筆ならびに特典映像の制作等も重なって、正直キツかったです。

冒頭では受賞しなければ賞金がないAll or Nothingと書きましたが、
実際には得るものしかないと今は実感しています。

もしもBOVAのコンテストに挑戦することを決めていなかったら恐らくAfter Effectsも
あまり触ってなかったでしょうし、またこの限られた時間でスケジュールをこなすことで
「まだまだ出来ることはたくさんある」ということを実感出来なかったことでしょう。

恐らくここ数年で一番

脳細胞が活性化した一ヶ月

であったかと思います。この経験は長い人生においても
必ずや大きな分岐点になることでしょう。

と、ここまでブログに書いているので、実際に何の賞にもひっかからなかったら
格好悪いんですが(笑)それはそれで

「自分はまだまだである」

 ということがしっかり分かるという点でも
大いなる一歩を踏み出せます。
(って言い聞かせてる)

 

締め切りまであと一週間

 

たくさんのワクワクと発見が凝縮された今回のBOVAコンテストですが
いよいよ来週の16日が締め切りとなります。

実際に完成した映像はコンテストの発表が終わった6月以降になら
自分のYoutubeチャンネルでアップ出来るということなので、また
公開していきます。

「やっと終わるのか」という安堵感と「もう終わってしまうのか」という
ちょっと複雑な気持ちを小脇に抱えて、残り一週間に今持っている全ての
力を動員して取り組んでいこうと思います。

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